冬休みも残り3日・・・。しかし、8日は帰省の日だから実質帰省すんのは、あと2日・・・。
結局、全然計画通りに事を進めることができなかったなぁ・・・。この冬はホントに反省。大反省。・・・サルでもできるさ、反省くらい。毎年、毎回の長期休暇で思ってることなのに、何故こうも毎度毎度、計画通り進められないのか・・・。まぁ、最低限やらなければいけない事はやりましたが。最低限止まり・・・。
休みが終わってしまうことよりも、また汚い古いおかしな寮に戻ることよりも、見事なダメ人間と化してしまった自分が、今一番哀しくて悔しい。つД`)
ただ、まだ明日・明後日が残っている。頑張ろう。頑張ろう。がんばろう。ガンバロウ・・・・。つД`)
なんだか、少しブルーな気分ですが、“続きを表示”からレビューします。ネタばれっす。
今日は一昨日以上に長いっす。お時間のある方だけ、どうぞ。
昨日は、漫画化された4作品でしたので、今日は単行本から4本を。
「SEVEN ROOMS」
謎の密室に監禁された姉弟が、見えない恐怖と死に直面しながらも、脱出方法を探っていく、ミステリーホラー。小さく切り刻まれた人間の死体、血と肉の塊、羽虫の死骸の浮いた濁り水・・・。想像を絶する恐怖と不安、絶望感が読んでいてヒシヒシと伝わってきます。生々しくグロテスクであると同時に、とても冷たく悲しい物語だな、と。
ラストは弟だけが部屋を脱出し、他の女性たちも助かります。姉は自分を犠牲にして弟と他の人たちを助けました。成功する保証の無い、危険な賭けをしてまで。姉の作戦は成功し、犯人と一緒に閉じ込められてしまいます。この後は・・・、弟が言ってた通りでしょう。姉弟のあまりにも哀しい別れ。所々で弟想いで正義感の強いお姉ちゃん、という一面も書かれていますが、それがかえって、冷たい悲しさを引き立てている気がします。
最後の、「勝利を示す、劈くような笑い声」は印象的です。自分が死ぬとわかってても、最後まで、散る瞬間まで屈することの無かったお姉ちゃんの強さを感じます。
結局最後まで“犯人の正体”や“動機”など、犯人についての事は一切明かされませんでした。犯人についての記述といえば、ラストで主人公が溝から見た「手に電動のこぎりを持った男」だけ。それも濁った水越しで見たため、はっきりとはしていない。なぜ奇妙な部屋を作ったのか、何が目的なのか、何故1日ずつ順番に殺していくのか、といった物語の核心的な部分が、ここでは全く描かれていません。
それはたぶん、「カザリとヨーコ」と同様、この物語が弟の“ぼく”の視点で進んでいるためだと思います。だからこそ、弟への感情移入がしやすく、最後のお姉ちゃんとの別れは、読んでてとてつもなく哀しい気持ちになったのです。まるで自分の事のように。完全に物語の世界に引き込まれたということかな。
「SO-far そ・ふぁー」
父は母が死んだと、母は父が死んだと思い込んで生活していた。しかし、息子の目には父も母もしっかりと見えていた。実は両親は喧嘩してお互いが死んだと思い込んで息子と接していただけのこと。ところが、息子は次第に、両親が同時に見えなくなっていき、ついに母親の世界で生きることを誓う。それ以後、息子には全く父親が見えなくなってしまう。しかし、・・・・まさにこれは、「世にも奇妙な物語」のような不思議で少し哀しいお話。
主人公は、息子の“ぼく”。話は主人公の視点で進むため、両親が離れ離れになっていること、そして父と母のどちらかを選択しなければならないこと、に対する辛さ、寂しさが伝わってきます。と同時に、両親がホントに大好きなんだという気持ちと、両親に対する心優しい気遣いも伝わってきます。だからかな?ホントはとても哀しい内容なんだけど、少し心温まる話になってますね。
主人公がこうなった原因は、幼い頃の両親の夫婦喧嘩。なんだか、すごくリアルな話です。喧嘩してからの2人の息子への接し方は、確かに問題です。どう考えても両親に非がありますが、憐れにも思えます。そもそも喧嘩なんてしなければ・・・そんな後悔を何度も繰り返したことでしょう。特に父親は、息子からその存在さえ認識されていないのだから。ただ、“ぼく”がこの事実を肯定的に捉えているのが、せめてもの救いか。息子の親孝行(?)振りに、少し感動。
「血液を探せ!」
1人称“ワシ”のおじいさん(?)が主人公。腹部を何者かに刺されたワシの輸血用血液を探す話。喜劇。喜劇。とにかく喜劇。「何なんだ、これは?」と言わんばかりに喜劇。登場人物は、64歳の主人公の他、2人の息子(ナガヲ・ツグヲ)、遺産目当てで結婚した25歳の妻(ツマ子)、主治医の95歳ボケ老人医師(オモジ医師)。
ある日の朝、別荘で主人公が何者かに腹部を刺され、血を流していた。このままでは血がなくなって倒れてしまう。そこで、輸血をしようとしたが、オモジ医師が血液の入ったカバンをどこかへ無くしてしまったから、さぁ大変!!ドタバタ騒動の末、主人公は誰が自分の腹を刺したのかに気付き、永遠の眠りに就く・・・。
文庫版収録作品の中で唯一の喜劇。最初から最後まで、ドタバタ喜劇です。まるで吉○興業みたい・・・。中でも、オモジ医師は天然物級。てか、この家族、みんな腹黒すぎる・・・。そして、意外な人物が主人公にナイフを突き刺した犯人でした。トリックはちょいと苦しいけど、まぁ喜劇だし。それはそうと、遺産目当てなら、39歳年上とでも結婚するのか。やはり世の中、カネだな。金のパワーって恐ろしい・・・。
「冷たい森の白い家」
森だけでなく、この話全体が冷たい。主人公は、幼少時代に両親を亡くし、伯母の家の馬小屋で生活をしていた少女(と思われる)。伯母や伯父からこき使われ、その息子たちから虐げられ、馬に蹴られて顔がへこんだという。顔がへこんで、少し取れていた。・・・・一体、どんな状態なのやら。その後、彼女(?)は伯母から馬小屋を追い出され、誰もいないうっそうとした森に入るのですが・・・この時、家の材料にしたのが、人の死体・・・。しかも、死体は裸にするととても白いらしく、それを壁やら屋根やらに敷き詰めたと。なるほど、タイトルの「白い家」って、死体で作った家のことだったのね。いやいや、想像すると、かなり薄気味悪いのですが。しんとして鳥さえいない森の奥に、ひっそりと死体の山が・・・・。弟を返して欲しいと女の子が、一人で死体の家にやって来ましたが、怖くないのかい?「この家、人間でできてるわ」って・・・もっと驚けよ!!
この主人公の名前も一切明かされていません。分かっているのは、両親を事故で幼い頃に亡くしたことぐらいでしょうか。そもそも、この作品、他の作品と何か雰囲気が違う・・・。そう、主人公の台詞が全く無い。しかも、1文1文が結構短めに書かれています。彼女の視点で書かれているからでしょうね。文章から、どことなく冷たい雰囲気が伝わってきます。家を作るために人を殺し、死体を眺めて眠り、女の子の懇願も聞き入れず。幼少時代の馬小屋生活で、彼女は人の心を無くしてしまったんだと思います。だとすると、これは単なる薄気味悪いものではなく、憐れな少女(?)の悲しい物語なのではないか、と。読んでて、そう感じました。
ところで、主人公の顔、どうなってるのでしょうか。女の子いわく「鳥が大きな巣を作りそう」、また本人いわく「顔のへこみを見たものは、たいてい悲鳴を上げた」と。うーむ。想像すると、ちょっと身震いがします。
下手くそですねー、ボク。レビューの書き方。上手く伝わりませんよねー。精進します・・・。まぁ、雰囲気だけでも伝われば・・・。
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